お口の中では少量の出血でも唾液と混じって大量に出血しているように見えます。まずは落ち着きましょう。その後血液をテッシュなどで拭い、どこから出血しているかよく確認します。次にティッシュを丸めて傷口に押し当て、強めに圧迫します。ティッシュの上から咬むか指で押さえて圧迫します。通常は十数分から数時間で止血しますが、出血量が多かったり、なかなか止まらない場合は御連絡下さい。夜間、休日の場合は口腔医療センター（☎511－7774）が診療を行っています。
補足
血液をサラサラにするお薬を飲まれている方は止血まで時間がかかります。半日ぐらい唾液に血が混じる事もあります。しかし時間はかかりますが圧迫止血を行えばほとんどの場合止血します。
札幌歯科医師会口腔医療センターが19時から23時まで年中無休で診療を行っています。
☎011－511－7774 札幌市中央区南7条西10丁目（石山通り）
歯ぐきから自然に出血したり、ブラッシング時に出血することがあります。歯ぐきに溜まった汚れが原因で歯ぐきが腫れたり出血する事が多いのですが、その他にも血液をサラサラにするお薬（ワーファリンなど）が影響したり、全身的な病気が原因の場合もあります。出血が続く場合は御相談下さい。
転んだり、人とぶつかって歯が抜けてしまう事があります。その場合はまず落ち着いて、他に怪我がないかどうか（とくに頭頸部）を確認し、出血部分を洗浄（口の中ではうがい）します。つぎに傷口をガーゼやティッシュで圧迫して止血します。抜けた歯は専用の保存液か牛乳の中に保管（短時間であれば飲み込まないように注意して口の中に保管でも可）して、出来るだけ早く歯科医院（できれば口腔外科がより望ましい）に連絡します。周りの人にも協力を求めましょう。
お口の中の粘膜の入れ替わり（ターンオーバー）は約2週間と言われています。その間に治ることが多いのですが、2週間経っても口内炎が治らない場合は経過を見ていく必要があります
口内炎に使用する軟膏は傷表面の唾液をよく拭き取ってから指か綿棒で塗って下さい。唾液を拭き取るというひと手間をかけるだけで随分と効果が変わってきます。塗布の時期は軟膏が残り易い夕食後、就寝前が一番効果的です。